北欧雑貨 × 日本の民芸 × 花屋
BEAMS「北欧から民芸へ」
セレクトショップのBEAMSが「北欧から民芸へ」というテーマ2008年に発表してから7年。若者の文化にじわじわと日本の民芸が浸透してきているようだ。
例えば、色彩豊かなmarimekkoの布に、日本の焼き物の器が不思議とよく合う。
BEAMS公式通販”Fennica"にはこう記されている。
「"デザインとクラフトの橋渡し"をテーマに、日本の伝統的な手仕事をはじめ、世界中から集めた新旧デザインを融合するスタイルを提案します。」
日本の伝統的な手仕事は、「職人の高齢化により次の担い手がいない」というイメージが強くある。「残そう」という呼びかけはよく耳にする。
私がもっと使命感が強ければ、日本の未来の為に職人になったかもしれない。
だが、世捨て人になるのではないかという不安も同時にあり行動には移せなかった。
職人に対して失礼だが、それだけ「民芸」に対する廃れ感があったのだ。
しかしBEAMSは新たなライフスタイルの提案として北欧×民芸品を打ち出した。
それは、若者に民芸品=豊かな暮らしを想像させ、大量生産社会からの脱却をも想像させた。「廃れつつある日本の民芸を残そう」というメッセージが微塵も含まれていないのはすごい。
花屋はライフスタイルを想像させられるか。
北欧 × 民芸 × 花を花屋目線で提案したらどうだろうか。花のある生活を想像できて、より買いやすくなるのではないだろうか。何よりも民芸品によって日本の家屋にあったライフスタイルの提案ができるはずだ。
例えば陶器とのセット売りとか、スタバの持参タンブラー制度のようにお客様が使っている花瓶を持参してもらって生ければ割引とか、飾ることを想像させる何かを提案してみよう。
陶花器を取り扱う店リンク
・みんげいおくむら
・フェニカ(Fennica)
・もやい工藝
・北欧、暮らしの道具店